ぶきっちょ新聞(拡散。シェア大歓迎)
横浜発!リビングアートネットワークがお知らせする
障害者も健常者も分け隔てなく楽しめるエンタメ新聞。
今回は横浜で行われる二つのイベントに大注目!
プロデューサーの今井尋也さんに突撃インタビュー!
ぶきっちょ(以下ぶ):こんにちは今井さん。今回は横浜音祭りと横浜アートサイト、二つの企画をプロデュースされているということですが、そのねらいを教えてくれませんか。
今井:私は20年横浜に住んでいます。横浜は音楽をはじめ、ダンスや映画、落語、演劇など芸能に溢れた魅力のある街ですね。わたしは演劇の演出をしていますが、横浜の街から刺激を受けることや学ぶことが沢山ありますし、何よりも横浜を楽しんでします。そん街に、アートを通して関わり沢山の方々とこの「楽しさ」を共有したいと思っています。
ぶ:15年間も障害者の演劇ワークショップを続けてきて、今回は二つのイベント共に障害者とアートの関わりを表現しようとしていらっしゃいますね。
今井:そうですね。私は長い時間、彼等(知的障害者)と関わることができて、沢山の感動する瞬間に立ち会ってきました。足が動かなかった人が歩けるようになったり、歌えなかった人が歌えるようになったり、笑えなかった人が笑顔になったり、そんな感動を市民の皆さんと共有したいと思っています。
ぶ:24時間テレビみたいな感じですか。
今井:いえいえ、そうではないです。お涙頂戴や感動の押し付けはしたくありません。でも私はあの番組はあの番組で意味があると思います。障害について理解が少なかったり知る機会の少ない人を少しでも興味を持たせ、巻き込むことができていると思います。我々にはあそこまでのことはできませんからね。応援していますし番組に出るチャンスがあれば出ますよ(笑)それでも私ができるのはせいぜい24分間舞台ですが。
ぶ:24分間舞台?
今井:たったの24分間の舞台でも役者や演出家は命をかけて臨みます。舞台は生ものです。舞台に立っている人はみな生きています。生き生きとしています。まさにリビングアート!感動の瞬間だけではありません。私は15年間の間にアートそのものを見直す機会を沢山与えられました。アートの意味、本当のアートとは何か。感動の押し付けではなく、お客さん一人一人の心の奥に潜む感動はそれぞれ違います。それをどうやったら引き出せるか。そして自分が健常でも障害者でも生きる意味をもう一度問い直すことができるような、そんな舞台を今回は二つ用意しました。
ぶ:タイトルは?
今井:「リビングミュージックフェスティバル」と「リビングダンスパーティ」です!
ぶ:やっぱりリビング(生きている)なんですね。是非とも見に行きたいと思います。しかもいずれも11月3日に桜木町のにぎわい座ですよね。
今井:どちらも移動が楽で見やすいように同じ日の同じ場所にしました。子供から大人まで健常者から障害者まで沢山の人に来ていただきたいですね。しかも今回はワークショップやコンテストもあります。見るだけでなく気軽に参加して欲しいですね。
ぶ:今井さん、ありがとうございました!
音祭りだよ!
障害者も健常者も分け隔てなく楽しもう
リビングミュージックフェスティバル!
11/3(木・祝)12:00 開演(開場は開演の30 分前)
横浜にぎわい座小ホール 入場無料
あなたの知らない音楽の世界
今までのあなたの音楽観を破壊する珠玉の音楽の数々
障害者の奏でる「生きた音楽」(リビングミュージック)を体感!
プログラム
1.音楽ワークショップ 講師:片岡祐介
ワークショップ参加料:500円(※障害者の方、中学生以下及び観覧は無料)
一流の音楽家による、音楽の型に、はまらない音楽の遊び方、楽しみ方。音楽経験を問わず子供から高齢者まで障害者も健常者もどなたでも参加できるワークショップ。
2.ゲストミュージシャン演奏
ゲスト:かたるべ会
D-1グランプリ受賞暦も輝く障害者芸術界のホープかたるべ会が繰り広げるエンターテインメントミュージックコンサート。演劇やコントもあり。
3.ブキッチョミュージックコンテスト
「ブキッチョ」でもいいじゃない。へたくそでも型破りでもいい、ぶきっちょだからこそ面白い、ぶきっちょにしかできない音楽の可能性を追求するコンテスト!
厳正な審査のもと、勝ち残ったミュージシャンによる壮絶なブキッチョバトル!
横浜から新しい才能を発掘してグランプリと審査員特別賞を公開審査します。
主催:リビングアートネットワーク
共催 横浜アーツフェスティバル実行委員会
横浜アーツフェスティバル実行委員会 公募サポート事業
エントリー・ワークショップ予約・問い合わせ
リビングアートネットワーク
080-6705-1359
info@livingart.red
www. livingart.red
片岡祐介
音楽家。少年時代に独学で、木琴やピアノの演奏をはじめる。商業的なスタジオミュージシャンを経て、1997 年〜 2000 年に岐阜県音楽療法研究所に研究員として勤務。障害者施設や高齢者施設、病院などの様々な場所で、即興音楽セッションを行う。NHK 教育テレビの幼児向け音楽番組「あいのて」にレギュラー出演。著書に「CD ブック 即興演奏ってどうやるの」(野村誠と共著:あおぞら音楽社)。
今井尋也
演出家。新作能や現代劇の舞台の脚本・演出家として活躍する。横浜市港北区の知的障害者の作業所で障害者のみの劇団「ともだちのおか演劇部」を立ち上げ、15年間に渡りワークショップ及び舞台演出を務める。豊富な経験とノウハウを駆使して全国で障害者のための演劇ワークショップや舞台公演をプロデュースしている。リビングアートネットワーク代表。
江原顕
共生プロモーター。
posted by jinya at 10:59|
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